■母の遺したもの
今回は、皆さんからいただいている質問にお答えするのを一回休ませていただき、私の感じたことを書かせてください。今回の安倍首相襲撃は政治的な動機ではなく、個人的な恨みが基礎にあることが段々明らかになってきています。そして犯人が望んでいた方向にマスコミや世論も動いているように思います。まだ、本来の事実関係が明らかになっているわけではありませんが、犯人本人が宗教団体を恨んでいたという自己申告をしているわけですから、根本的な動機は明らかなのでしょう。 もちろん、殺人を正当化する訳ではありませんし、私は弁護人でもないですが、犯人の母親が宗教団体と繋がっていて、それで子供の人生に影響したという部分は、個人的に感じるものがあります。私の母も宗教団体で生まれて、その後その宗教団体と自分自身が正当と信じた理由で仲違いをして、私を含む家族もかなりの影響がありました。そして、私や妹にとって祖父の宗教団体と母のことで影響があった時期が、襲撃事件の犯人の人生に影響した時期と重なるのです。もちろん、事実関係は全然違うのですが、宗教団体関係で、翻弄されたという事実だけはなんとなくですが、理解できるのです。 (これより先は、メールマガジンに登録された方のみお読みいただけます。) ゴルフの全英オープンが終わりました。超一流のプロでも遠くからパターを打つ姿を見て、私自身がセントアンドリュースのオールドコースでプレーしたことを思い出しました。その日午前中にセントアンドリュースのニューコースで、プレーしたのですが、一緒にラウンドした人が地元の人で仲良くなり、予約もキャディーもない私を連れて行ってくれて、ラウンドした良い思い出があります。コースの途中でわざとボールをバンカーに入れてみろ、と言われて遊んだりしました。とても思い出深いコースです。友達もできました。みなさんは夏をどのようにお過ごしですか。
さて、前回から考えてきた「日本在住の者です。個人的にネットで日本語を教える仕事をやっています。最初は色々な人材紹介サイトに登録してやっていたのですが、口コミで広がり、今度できれば会社を作りたいと思っています。そして、アメリカからの依頼が多いのでカリフォルニア州に会社を設立するのはどうか、と思っているのですが、日本に居たままカリフォルニア州で会社を設立して運営することはできるのでしょうか。アメリカでも一人会社が許されているということで、私一人でやりたいのです。」という質問を考えていきましょう。 (これより先は、メールマガジンに登録された方のみお読みいただけます。) 安倍元首相が政治活動真只中に凶弾に倒れ言葉がありません。よく私がアメリカで働いているんですよ、というと銃社会は怖い、というネガティブなことを言われる日本の方がいますが、他人事ではなくなった現実があります。一つ強く感じるのは、最近の風潮では自分の行動、言動を省みない人がとにかく多くなったと思います。良いか悪いかは別として、以前は「私バカよねぇ」なんて歌がありましたが、今では「君は間違っていない、がんばれ」という流れの歌が多いように感じます。最近は、自分は悪くないのだ、人が、そして社会が悪いのだ、という考えの人が多くなったものだとつくづく思います。暴力を使って得る自己肯定感など、相手の立場を考えない偏狭な感情なので時間が経てば否定されると考えられないのでしょうか。昔、母親から幽霊よりも怖いのは人間だ、なんて言われましたが、本当かもしれません。
さて、今回から皆さんから新しくいただいている質問を皆さんとご一緒に考えていきたいと思います。いただいている質問は「日本在住の者です。個人的にネットで日本語を教える仕事をやっています。最初は色々な人材紹介サイトに登録してやっていたのですが、口コミで広がり、今度できれば会社を作りたいと思っています。そして、アメリカからの依頼が多いのでカリフォルニア州に会社を設立するのはどうか、と思っているのですが、日本に居たままカリフォルニア州で会社を設立して運営することはできるのでしょうか。アメリカでも一人会社が許されているということで、私一人でやりたいのです。」という内容に集約できます。白紙の外国人がいきなり習う言語として日本語というのは相当大変な言葉だと思います。基礎的な会話については、そこまで難しくなくても、謙譲語や尊敬語などは日本人でも間違えますし、「テニヲハ」も簡単なものではありません。さらに、漢字に加えひらがな、カタカナもあるわけで、一筋縄ではいかない言語ではあります。他方、漫画やアニメなどが世界で広く知られており、日本に対する興味や日本語を習いたいという人も増加しているのでしょう。日本人にとっては当たり前の日本語ですが、世界規模で見ると商売になり得ることなのかもしれませんね。もちろん今回質問されている方は教え方が上手いのでしょう。語学は教える人の技量も習得にかなり影響するものだと思います。 (これより先は、メールマガジンに登録された方のみお読みいただけます。) もう今年もアメリカの独立記念日です。独立記念日が来ると一年半分終わってしまったんだなぁ、と感じてしまいます。ベイエリアは暑くもなく寒くもなくとても過ごしやすい陽気ですが、雲が多いので花火は毎年似たりよったりですが、あまり期待できない感じではあります。私は事務所の事務方と三連休ゴルフを楽しんでいましたが、皆さんはどのようにお過ごしになっているでしょうか。
さて、前回から考えてきた「学生ビザを取得した日本人学生です。コロナの間は学校がオンライン授業になるということで、その間は休学し、対面授業が再開するのを期に渡米しようとしました。アメリカに到着したときに、学生ビザなのに、アメリカ国内で働いたことがあるだろうと二次検査で言われ、最終的には入国することができましたが、かなり長時間留め置きされました。尋問を受けたときに、色々資料を見せられたのですが、まったく覚えのない情報が記載されており、ずっと否定するしかありませんでした。今後の入国に不安を感じています。」という質問を今回続けて考えていきましょう。 (これより先は、メールマガジンに登録された方のみお読みいただけます。) |
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