このところ、保守派が大多数を占める米国連邦最高裁判所では、保守派のなかでも意見が割れるような問題について、アメリカにおける人権の考え方が時代に錯誤するような判断がいくつも出ました。50年前、100年前にはもちろん、今と違った人権の考え方があったのは、当然です。一方で、時代は流れ今日まで、様々な議論を通して人権をどのように守るのか議論されてきたのに、今回の連邦最高裁は、100年前の人権の考え方に帰ろうとでも言うのでしょうか。今の最高裁の考え方は、保守派とリベラルという2分割では割り切れないように感じています。保守派という意味を考えさせられます。皆さんは夏を楽しまれていますか。
さて今回から、また新しく皆さんからいただいている質問を皆さんと一緒に考えていきましょう。いただいている質問をまとめると「学生ビザを取得した日本人学生です。コロナの間は学校がオンライン授業になるということで、その間は休学し、対面授業が再開するのを期に渡米しようとしました。アメリカに到着したときに、学生ビザなのに、アメリカ国内で働いたことがあるだろうと二次検査で言われ、最終的には入国することができましたが、かなり長時間留め置きされました。尋問を受けたときに、色々資料を見せられたのですが、まったく覚えのない情報が記載されており、ずっと否定するしかありませんでした。今後の入国に不安を感じています。」というものです。 (これより先は、メールマガジンに登録された方のみお読みいただけます。) オフィシャルに「夏」になる前の最後の週末でしたが、かなり色々な集まりが行われていましたね。私もゴルフ場に行き来するときにかなりのお祭りが行われているのを目にしました。マスクをしている人はほぼいなかったですね。ただ、夏休みを取る人も多くなってきたこの頃、またコロナに罹ったというニュースを周りでも聞きます。ワクチンのおかけで重症化はしないようですが、人の集まるところではなだ気をつけないとですね。皆さんは楽しい一週間を過ごされましたか。明日は、ウォーリアーズの優勝パレードが私の所属する事務所の近くが行われます。
さて、前回考えはじめた「私(男性)は日本から90年代初頭にアメリカに学生として来ました。それから、アメリカに住んでいますが、アメリカ人のパートナー(男性)とすでに15年ほど一緒に住んでいます。もともと、私は仕事を通してアメリカの永住権は取得していますので、移民法の問題はなく、私も彼も、お互いにそれぞれ仕事をしていますが、最近はリタイアメントの話をするようになりました。現在結婚のことも話にあがっているのですが、個人的な事情がそれぞれあるので、躊躇しています。結婚しない場合には、相続などでお互いの財産をどうするのかなどを私は考えたいのですが、彼はあまり真剣に取り合ってくれません。今すぐでなくても良いのでどのようなことを考えておいたほうが良いのか教えてください。」という質問を続けて考えていきたいと思います。 (これより先は、メールマガジンに登録された方のみお読みいただけます。) 弁護士というのは、事件や紛争を解決する役割を負うわけですし、解決は早いほうが良いわけですが、最近つくづく「急がば回れ」ということを思い知らされる場面にいくつか遭遇しました。いつか法律ノートで取り上げたいと思っていますが、「時の流れに身をまかせ」ることも案件によっては必要なことなのかもしれないと考えさせられました。このところ、真夏のように暑い日が続いていますが、皆さんは水分補給をちゃんとされているでしょうか。
今回から考える質問は、いわゆる「LGBTQ」の一部の方々に関する質問です。特に同性婚については、その婚姻の効力は、2015年に最高裁判所が法的に認めました(Obergefell v. Hodges)。異性同士の結婚で認められた権利はそのまま同性婚でも認められることになったわけですが、今回考える質問のように、婚姻していないカップルについては考えておかなければならない法律的な問題があります。 (これより先は、メールマガジンに登録された方のみお読みいただけます。) 梅雨のないカリフォルニア州ですが週末ゴルフをするのには今最高の天気です。梅雨がないのはゴルファーには助かるところです。一方で、梅雨がなくなると日本は灼熱の大地になりそうです。5月から30度に達する日が東京でもあるようですが、梅雨のおかげである程度の温度調整をしてくれているのがよくわかります。カリフォルニアの空は青く、一年を通して似たり寄ったりの気候ですが、日本の気候というのは、現在ずいぶん変わってきてはいるものの、奇跡的な四季を持った気候なのだな、と思います。
さて、前回から考えてきた「以前、アメリカ入国の際、入国管理は問題なかったのですが、そのあと税務申告で引っかかりました。日本の食品を持っていたのですが、それを取られてしまいました。その後、アメリカに入国する際に、二度目の検査に回され、いつも入国に時間がかかるようになってしまいました。最近コロナ規制が緩和されてアメリカに入国しようとすると、また二次検査に回されました。どのようにしたら、この検査を今後避けることができるのでしょうか」という質問を続けて考えていきましょう。 (これより先は、メールマガジンに登録された方のみお読みいただけます。) |
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