訳例:手数料及び費用
FeeもExpenseも、一般用語でよく使われる単語であり、幅広く生活に浸透している単語である。入場料などというのも、Feeを使うし、家計のことを話すときにもExpenseはよく出てくる。辞書にもかなりの翻訳の仕方が書いてあり、契約書の翻訳文を見ると様々な訳し方を目にする。 米国の契約書では、Attorneys Fees(弁護士報酬)がよく出てくるが、契約書によっては他のFeeもあり得る。専門家証人、会計士、税理専門家、建築家などの人たちが提供する無形のサービスに対する対価もFeeである。勝訴した場合に相手方から回収できるCostsをリストアップしているリフォルニア民事訴訟法1033.5をみると、出願手数料、申立手数料、陪審手数料など多くのものが「Fee」と表現されている。一方、「Expense」の用語は、デポジション(証言録取)への参加費用やトライアル(裁判)の準備のための調査費用に使われている。 このように、「Fee」と「Expense」の区別は必ずしもはっきりとしないが、2つまとめて「手数料及び費用」と訳しておけばよいだろう。契約を締結する際は、どのような「手数料及び費用」をどちらが負担するのかにつき、きちんと確認しておく必要がある。 Comments are closed.
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