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弁護士 荒内  智美​

インターン体験記

カリフォルニア大学ロサンゼルス校のロースクール(LL.M.)卒業後、ご縁をいただき2021年秋から1年間、MSLGでのインターンとして採用をいただきました。思い出深くエキサイティングな研修をここで少しご紹介できれば幸いです。
 
1.まずは鈴木さんに会ってみてください
 はじめて鈴木さんとお会いした初回のウェブ面接で、「私は、経歴に興味はない。あなたがどんな人間なのか、この事務所で何ができるのかを知りたい。」という簡にして要を得た鈴木さんの第一声に面食らったことを覚えています。のちに業務を通して知ることとなるのですが、このような豪胆で飾らないお人柄の鈴木さんには、タフな交渉や臨機応変さを要する裁判所での弁論では堂々とした弁護士として、クライアントとの間ではあっという間に打ち解けて信頼関係を築くオープンマインドな弁護士として、また、陪審員の前では親しみやすく説得力のある弁護士として、とても惹きつけられる魅力があります。

2.弁護士業務に対する姿勢
インターン期間中、鈴木さんほかMSLGのメンバーの業務に対する姿勢から沢山のことを学ばせていただきました。仕事のスピード感と多角的にアイディアを練ることは、帰国後も特に意識したい点です。MSLGは、全ての案件についてレスポンスと準備(調査やドラフト)がとても速いのです。仕事が速いことにより単に業務が効率化されるだけでなく、余裕を持った見通しを立てることができ、また、急な対応やクオリティ向上のために十分な時間を使うことができます。言葉にすると当たり前のことなのですが、言うは易し行うは難しで、多くの業務に追われる日々の中で全案件についてこれを実践することは現実的には難しいものです。しかし、鈴木さんを筆頭にMSLGのメンバー全員がそのような迅速なクライアント対応を当然としており、大変な刺激を受けました。多角的にアイディアを練るという点については、ふとした日常会話においてさえ、鈴木さんから「思いついたんだけど、〇〇の法律構成は使えないか?」「〇〇が将来的に争点になる可能性があるから前もって準備をしよう。」「現時点で〇〇のmotionを出しておいた方が後々有利になるだろう。」などとアイディアが次々と飛び出してきます。利用可能な材料をとことん検討して活用する姿勢の先には、ただ必要な作業をこなすだけでは得られない世界の広がりがあり、結果的にクライアントのためになる場面が数多くありました。仕事の速さも多角的なアイディアも、いずれも、MSLGがモットーとしている”Client Oriented”の姿勢から来ているのだと思います。クライアントのために何ができるかと常に考え、それを実践する事務所風土はやりがいに満ちていて、弁護士業務の楽しさを実感できるに違いありません。

3.多様な経験と民事陪審裁判
MSLGのインターンでは、実践的なリーガルプラクティスに主体的に取り組むことができます。法的な議論を闊達に交わすことができる雰囲気で、「お客様」扱いではないインターンを経験できる貴重な事務所であると自信を持って言えます。私の在籍中には、裁判所関連業務が多く、家事事件や刑事事件に関与したり、先輩のインターンの方が体験記で書かれているディスカバリー制度を利用した情報開示もそのノウハウを活用して主任として行いました。また、労働事件の訴訟提起からディスカバリーの下準備に至るまでの一連の訴訟業務にも関与もさせていただきました。特に、民事陪審裁判のトライアルに関与できたことは代えがたい経験でした。日本の民事裁判とは大きくシステムも異なり(判断者が市民である、その市民を当事者が選任する、ディスカバリーの結果を検討して提出証拠を選ぶ、準備書面での主張の積み重ねや裁判所主導の争点整理もない状態での証人尋問を準備する、審理開始前に証拠排除の申立て(Motion in Limine)の攻防を行う、証人尋問が長時間である等々)、日本の弁護士としては新しいことの連続で衝撃を受けました。また、カリフォルニア州でも珍しいフルリモートでのトライアルの実施であり、MSLGとしても新しい挑戦に溢れた案件でした。当事者(弁護士)の果たす役割が大きいアメリカの民事陪審裁判の実務を肌で感じながら、MSLGのメンバーと共に昼夜を問わず、調べものをして起案をして訴訟戦略を練って議論をする期間は、忘れがたい濃厚な体験でした。評決に至ったのち、最後に陪審員たちが、我々の主張立証をきちんと理解し評議においても活発な議論を交わしていたことが分かったときには、達成感でこみあげてくるものがありました。

もちろん、研修期間中にどのような事件を経験することになるかは、まさにClient Orientedで、弁護士や法律事務所が選ぶものではありません。しかし、全ての案件について、クライアントのことを思って最善を尽くすMSLGでは、常にやりがいのあるクリエイティブな仕事ができるはずです。私は、日本での弁護士経験もまだ10年足らずですが、MSLGでの1年間がこれから長く続く弁護士人生の大きな転機となる予感がしています。サンフランシスコの気候を恋しく思いながら、体験記をしたためました。1年間本当にありがとうございました。
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All Photos were taken by Takashi Sugimoto

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