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弁護士 冨島利央

​「MSLGインターン体験記」
弁護士 冨島利央

1 はじめに
  当職は愛知県弁護士会に所属する弁護士です。当職が所属する愛知県弁護士会国際委員会では海外法律事務所での短期研修を毎年企画しています。この度、この企画の一環で、ご縁有ってマーシャル・鈴木総合法律グループ(以下、MSLG)様において、1週間のインターンシップをさせて頂きました。以下、このインターンシップを通じて学んだことを綴りたいと思います。
2 インターンの内容
(1)打合せへの同席
研修中は共同代表の鈴木先生の打合せが複数件あり、これに同席させて頂きました。
顧問先の投資先の支配権争いに関する相談、出版物の契約書作成に関する相談、任意後見人間のトラブルに関する相談など様々な案件を見ることができました。
鈴木先生は依頼者の方との信頼関係を特に大切にされているということで、実際、打合せでは依頼者の方の表情から鈴木先生に対する強い信頼が伺われ、大変勉強になりました。
法的な説明に終始するのではなく、依頼者の方に寄り添って分かりやすくメリハリをつけて説明をされ、時に、事案の解決のため法律を離れて親身になって話を聞きアドバイスされていて、その姿に感銘を受けました。
(2)裁判所見学・裁判傍聴
また、州地方裁判所、連邦高等裁判所及び移民裁判所を見学しました。
ア 州地方裁判所
州地方裁判所では、立退、ハラスメント、アスベストなど日本とは違った区分けで専門部がより細分化されていました。また、一定の事件では裁判に先立ち調停を前置させる手続があるとのことでした。これらは、事件数が多いアメリカにあって迅速な解決を目指した工夫の一つなのではないかと思います。
また、こちらは州地方裁判所に限らずですが、訴状などの書面や証拠はすべてオンラインで提出できるとのことでした。大変便利だなというのが率直な印象ですが、残念ながら日本では導入に至っていため、日本での導入が待たれます。
 イ 連邦高等裁判所
連邦高等裁判所ではオーラルアーギュメントを見学しました。これは、双方代理人が与えられた制限時間内に自らの主張を口頭で論じる手続ですが、その間、対面する合議体の裁判官より矢継ぎ早に鋭い質問がなされ、代理人がこれに応じるというものでした。代理人が堂々と切り返している姿を見てとても刺激を受けると同時に、その様子がYouTubeを通じて世界に公開されているというのは驚きでした。
 ウ 移民裁判所
移民裁判所ではヒアリングを傍聴しました。事件数が非常に多くこの日も17件(通常は30件程とのことです。)の新件の申立手続が行われていました。聞くところによると1人の裁判官で約3000件も抱えているとのことで、事件は今もなお増加傾向にあるとのことでした。アメリカの世情を反映している印象でした。
(3)記録の閲覧やその他ご教示頂いた点
   当職は日本仲裁人協会に所属していることもあり、仲裁案件の記録を閲覧させて頂きました。手続は非公開で普段は見られないため、学ぶことが多く、勉強になりました。
また、研修中は先生方やスタッフの方々と食事をご一緒させて頂き、日本の実務との相違点や裏事情などもご教示頂きました。例えば、有責配偶者からの離婚が認められ離婚に伴う慰謝料請求は認められないため日本人の依頼者は戸惑ってしまうことがあること、書面の提出事情等々、様々なお話を伺えました。アメリカの実務の様子を垣間見ることができ、大変有意義でした。
3 研修を終えて
研修は毎日が新しい発見の連続で、刺激的で、非常に貴重な経験をさせて頂きました。1週間と短い期間ではありましたが、得るものが多く、研修をさせて頂けたことを大変感謝しています。
今回の研修では、特に、依頼者の方に寄り添うことの大切さ、人とのつながりの大切さをご教示頂きました。基本の大切さを改めて実感すると共に、この点は今後の業務の軸として大切にしなければならないと強く思いました。
また、アメリカの司法が日本より優れているところがあるとすれば、それは司法がいざとなれば法律を変えるという強い気概を持っている点だという鈴木先生のお言葉が大変印象的でした。法曹となった以上、そうした気概をもって仕事に打ち込まなければならないと気持ちを新たにしました。
最後に、大変お忙しい中、このような貴重な機会を提供して下さったMSLGの皆様にこの場を借りて心よりお礼申し上げたいと思います。
以上
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