2 多様な案件に主体的に携わることができた この1年強で、契約書レビューなどの平時の対応から訴訟などの紛争処理まで、実に多様な案件に携わせていただきました。分野についても、会社関係(組織再編)、倒産関係、労働関係、知財・エンタメ関係、刑事、家事と、ほぼ全域にわたっていました。ディスカバリについても、Request For Admission、Request to produce、Interrogation、Dpositionなど、一般的な類型のほぼ全てを実際に行いました。ディスカバリは、獲得目標を定め、相手の回答を推測しながら戦略的に質問を組み立てていきます。さながら将棋のようでした。ディスカバリを実際に行うことで得た知見は、日本での証拠収集においても活きると思います。 10年前のインターンのときは、案件に自らが関与する機会は(当然のことながら)あまりなく、鈴木さんが対応されるのを横から拝見させていただくことがほとんどだったのですが、今回は、(鈴木さんをはじめとする事務所の皆さまのSuperviseの下で)実際に依頼者さまや相手方とやりとりし、書面をドラフトするなど、主体的にコミットすることができました。米国の法律事務所での研修については、案件のハンドリングや方針決定には関与できず、翻訳業務が大半を占めるともの話も少なからず聞きますが、MSLGでは上述のとおり案件・事件を任せてもらえたので、いっそうのやりがいと責任感を持つことができました。この責任感とやりがいを持って業務を行うことが、成長のための最も有効なドライブだと思います。MSLGで勤務させていただいて一番ありがたいなと思った点です。