Marshall Suzuki Law Group, P.C.
  • ホーム
  • MSLGについて
    • 取扱業務
    • 受任案件の地理的分布
    • 著作・執筆
    • 関連サービス
  • ポリシー
    • ご相談の前に
    • 業務依頼と費用
    • 解決への道のり
  • ブログ
  • アクセス
  • コンタクト
    • 一般的な法律相談
    • 移民・入国管理のご相談
    • 契約・法律文書レビューのご相談
  • 採用情報
    • インターン体験記
  • Home
  • About
    • Practice Areas
  • Access
  • Contact
    • General Legal Questions
    • Immigration Related Inquiries
  • Careers
    • Yuka Nakatani 2006
    • Lai-Lai Ho 2002
  • News

弁護士 児島 雅彬

MSLGでの濃密な実務研修
 
1 はじめに
私は、2020年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校のLL.M.を卒業し、MSLGにて約8か月間勤務させて頂きました。コロナの影響によってBarの受験時期が数カ月延期され、それに伴って勤務開始時期もずらして頂きましたが、温かく迎え入れて頂いたことに大変感謝しております。コロナ禍ということもあり、例年研修されていた方々とは、研修態様が少し異なっていたかもしれませんが、今後の研修希望者のご参考になればと思い、私の経験の一部をご紹介いたします。
 
2 多種多様な案件への主体的な関与
MSLGでは、訴訟、企業法務、労働、知財、一般民事、家事、刑事と非常に幅広い分野の案件を取り扱っております。クライアントも上場企業、その関連会社、学校法人、宗教法人から個人(カリフォルニア在住の方、カリフォルニアでの起業やビジネスを検討している方、旅行者など)まで実に多種多様です。米国でも幅広い案件を扱う法律事務所は他にもたくさんあるかと思いますが、MSLGでの研修が特別な点は、これらの案件に主体的に携わることができる点です。私が担当させて頂いた案件の一つに労働訴訟がありました。この案件は、当初別の弁護士が代理人を務めており、我々はオブザーバーという形で関与していたのですが、訴訟提起の2年後にクライアントからの要望を受けて引き継ぐことになりました。私の仕事は、代理人変更届の起案から始まり、各種申立て、相手方からのrequest for production of documents, request for admissions及びinterrogatories等に対する回答、depositionやmediationの準備、相手方弁護士やクライアントとのメールや電話でのやり取り等、全ての弁護士業務に携わりました。中でも特に印象に残っているのは、Summary judgmentの申立てです。Barの勉強で制度の存在そのものは知っておりましたが、実際の申立ては想像以上に大変でした。裁判所に提出する書面作成のために、一時はクライアントと毎日のように1時間ほど1対1で議論したり、専門家に対するヒアリングを行ってdeclarationを作成したりする等、作業は数カ月にわたりました。英文の起案はもちろんですが、自分の考えや書面の記載内容の微妙なニュアンスをクライアント等に英語で伝えるのに大変苦労しました。ただ、そのお陰で英語力もLL.M.にいた頃よりも格段に伸びたと思います。
上記以外にも、刑事事件の関係で他州に出張し、1500箱にも及ぶ関係証拠を精査したり、急逝した日本人の方の家の明渡しを行ったりする等、ここでは書ききれない程多くの刺激的な案件を担当させて頂きました。研修の後半にはコロナの状況も改善されていたので、裁判傍聴や裁判官との協議の場への同席もすることができ、大変貴重な経験となりました。
一般的な日本人留学生の米国法律事務所での研修内容については、翻訳作業や契約書のチェック等が研修の大部分を占め、残念ながら、やりがいのある仕事を任される機会は少ないと聞きます。また、提携関係にある法律事務所で研修すると、「お客さん」扱いを受け、まともに仕事も振られないという話も少なからず耳にします(実際のところは分かりませんが)。もちろん、そのような研修を通じて得られることも沢山あると思いますが、訴訟を含む米国の弁護実務に直接かつ主体的に携わり、実務経験を積みたいということであれば、MSLGは最適の研修先だと思います。なお、日本で働いていた頃と比べれば格段にワークライフバランスはいいのでご安心ください(笑)
 
3 MSLG代表パートナー・鈴木弁護士の人物像
「Client orientedな弁護士になりなさい」、私が鈴木さんから頂いた言葉の中で最も印象に残っているものです。その言葉を体現する鈴木さんの行動の一つとして、メールへのレスポンスの早さが挙げられます。取り立てて特別なことではないと思うかもしれませんが、実際に実現できている人は果たしてどれくらいいるでしょうか。鈴木さんは、身体に受信サーバーが埋め込まれているのではないかと疑うほど、どんなメールに対しても基本的に1時間以内には返信しておりました。この迅速な対応がクライアントにどれほどの安心感を与え、信頼獲得に繋がっているかについては説明を要しないと思います。また、一見打つ手がない、無理筋又は弁護士マターではないと思われるような相談でも、鈴木さんは簡単には諦めず、あらゆる可能性を模索してクライアントの要望に応える努力を惜しみません。弁護士として処理した案件数が増えるほど、事案の見通しを立てる能力がつく半面、クライアントに不利な案件については安易に難しいと結論付けてしまいがちですが、鈴木さんは常にクライアントに寄り添い、やれることは全てやり尽くすという姿勢で事件に臨んでおります。常にクライアントの望む結果が得られるわけではありませんが、このような姿勢がクライアントの信頼獲得につながっているのだと感じました。
また、鈴木さんは本当に表裏のない真っ直ぐな方です。クライアントが個人であろうと上場企業の会長であろうと言葉遣いや態度を変えることなく、自分の考えをはっきり言う方です。相手方に対しても常にフランクに接するため、気がつくと相手の懐に入っていて交渉を有利に進めてしまっていました。天性のものだと思いますが、私も真似てみたいと思っています。
 
4 最後に
短い期間かつコロナ禍という特殊な状況でしたが、非常に内容の濃い充実した研修となりました。鈴木さんをはじめ、MSLGの弁護士、移民チームやスタッフの皆様には、大変お世話になりました。MSLGでの経験を糧に、client orientedな弁護士を目指して日々精進したいと思います。またいつの日かサンフランシスコの青空の下でお目にかかれる日を楽しみにしております。本当にありがとうございました。
All articles, photographs, and website architect are provided by Marshall Suzuki Law Group, P.C.
画像

 All Rights are Reserved, 2000-2022,
​Marshall Suzuki Law Group, P.C.
​
All Photos were taken by Takashi Sugimoto

Privacy Policy English
Privacy Policy Japanese
  • ホーム
  • MSLGについて
    • 取扱業務
    • 受任案件の地理的分布
    • 著作・執筆
    • 関連サービス
  • ポリシー
    • ご相談の前に
    • 業務依頼と費用
    • 解決への道のり
  • ブログ
  • アクセス
  • コンタクト
    • 一般的な法律相談
    • 移民・入国管理のご相談
    • 契約・法律文書レビューのご相談
  • 採用情報
    • インターン体験記
  • Home
  • About
    • Practice Areas
  • Access
  • Contact
    • General Legal Questions
    • Immigration Related Inquiries
  • Careers
    • Yuka Nakatani 2006
    • Lai-Lai Ho 2002
  • News