当事務所が加盟している全米移民法弁護士協会では、現在の政権下での行政命令「Buy American and Hire American」に関し、H-1Bビザ審査に大きな影響を与えていることを憂慮しています。この行政命令は、結果として、H-1B申請の審査を従来の審査に比べ、相当厳しいものにし、新規の取得だけでなく、更新申請の場合でも、許可をとるのがしばしば難しくなっています。H-1Bビザは、大学卒業者が米国で就職する際の大事な手段の一つです。せっかく米国の大学を卒業したのに、労働ビザが取得できにくいというのは、学生からみれば、納得できない状況ではないでしょうか。
移民局は、最近の各ビザ申請についての平均の審査時間を公表しました。以下、主な申請について、お知らせします。
I-90(グリーンカード更新): 6ケ月 I-129(非移民労働許可):5.1ケ月 I-130(親族ベース永住権申請):10ケ月 I-140(雇用ベース永住権申請):6ケ月 I-751(条件付永住権の条件付を取り除く申請):16.4ケ月 N-400(市民権申請):10ケ月 以上ですが、これは、平均的な数字と想定され、実際は、ケースバイケースで審査時間は変化しています。また、一部特急審査が利用できる種類の申請は、審査時間が上記よりだいぶ短くすることが可能です。 最近CBP (U.S. Customs and Border Protection) が I-94(米国滞在許可書)についての変更点について公表しました。
今のI-94は数字だけの表記になっています。これを2019年5月よりアルファベットを含めた形にするとのことです。 2020年度新規H-1B申請の受付は2019年4月7日に終了し、4月10日に抽選が行われました。移民局によると、新規H-1B枠65,000(大学院卒については、20,000の特別枠がある。)に対し、201,011の申請があったということです。
本日、2020年度新規H-1Bビザ(4年制大学枠)の申請数が法定の枠を上回ったため、本日までの分で受付を終了する旨、移民局より発表がありました。これで本日受付分までの申請書については、後日に抽選が行われます。
間もなく、4月1日より2020年度新規H-1Bビザ申請の受付が始まります。4月1日は多数の申請書が移民局に到着することが予想され、移民局内部での多少の混乱もありえます。当事務所が加入する移民法弁護士協会では、4月1日到着を避け、2日あるいは3日に到着するようにすれば、その混乱をすこし避けられるのではないかと分析しています。
あと申請書の送付については、到着確認をできる方法で送るのを勧めています。 最近、移民局は2020年度新規H-1Bビザの受付を2019年4月1日より開始することを発表しました。特急審査は行われる予定ですが、日程の詳細は後日移民局より案内がある予定です。4月7日までに申請数が年度枠の65,000を超えた場合は抽選になります。
先日H-1Bビザ申請に関して特急審査 Premium Processing Service が再開されたことが移民局より発表されました。
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