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2025年最後の法律ノートです。今回はいったん皆さんからの質問にお答えするのを休ませていただき、今年の振り返りをしていきたいと思っています。まずは、法律ノート読者の皆さん、また質問をくださっている皆さん、法律ノートをご愛顧いただきありがとうございました。1500回に到達したのも感慨深いのですが、皆さんが読んでくださり、フィードバックをくださりしていることが続ける糧になっています。また2026年もどうかよろしくお願いいたします。
2025年の業務で目覚ましかったのは法律業務におけるAIの発展だと思います。多くの作業の効率化が図れました。連邦や州など、多岐にわたるアメリカの法律や判例を調査することや、法律事務のアシストが可能になってきました。10年ほど前までは、人的なリソースがある法律事務所であれば、大型の事件もできるといった風潮でしたが、AIがこの流れをガラッと変えていくように感じます。経験が豊富に備わっている弁護士であれば、AIを駆使できれば、人的リソース如何にかかわらず、事件が進行できるでしょう。一方で、これから弁護士としてやっていこうとする若手は、AIの存在が脅威になってくるのかもしれません。私の肌感覚では法律事務の8割程度はAIに置き換えられてしまう将来は遠くないかもしれません。では2割は何かというと、人が必要になる法律業務です。クライアントからの聞き取り、裁判をする業務などでしょうか。AIが台頭しても、人間のニーズがあるものは残っていくでしょう。葬儀社、理容・美容などもニーズはなくならないわけですし、同じ様に、人が関わる法律業務は残るのではないかと考えています。まだ、私が個人的に弁護士として関わっているクロスボーダー的な案件の数々は、AIでははっきり追いついて来ていませんが、そのうちに、世界中の法律や判例がAIで使用可能になると状況は変わるかもしれません。 (これより先は、メールマガジンに登録された方のみお読みいただけます。)
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今年になって、いきなり米国の関税問題がもちあがり、米国内でのインフレが止まりませんでした。クリスマスのイルミネーションが街を彩る季節となりましたが、なんと今年はプラスチックでできたイミテーションツリーがかなり値上がりしている一方、生の木の値段は昨年と変わらないそうです。皮肉なものですね。来週はもうクリスマスですが、体調を崩す人が顕著に多くなっています。人の集まりもおおくなりますので、注意したいところではあります。さて前回、日本にお住まいの親御さんがアメリカに持つ土地を「生前売却」するメリットについてお話ししましたが、前回の記事を読まれたのか、今回は少し異なる角度からのご相談をいただきました。続けて取り上げて皆さんと考えていきましょう。
「現在ラスベガスに家を所有していますが、高齢になってきたため、自分の死後は今そこに住んで管理をしてくれている会社の職員の方に譲り渡したいと考えています。どのような手続きが必要でしょうか」という内容です。 長年ご自身の財産を支えてくれた方に報いたいというお気持ち、非常に素晴らしいことだと思います。一方で、アメリカ、特にネバダ州(ラスベガス)における不動産の譲渡には、事前の法的準備が不可欠です。何も対策をせずに亡くなってしまうと、前回も触れた「プロベート(裁判所による遺産管理手続き)」という、時間も費用もかかる非常に煩雑なプロセスに巻き込まれることになります。では、「特定の個人への不動産譲渡」をスムーズに行うためには、どのような方法が考えられるでしょうか。 最も一般的な方法は遺言書に記載することです。しかし、前回も述べた通り、遺言執行の際には裁判所が介入するプロベートを避けることができません。ネバダ州でもプロベートには通常数ヶ月から数年以上かかることがあり、その間、受取人である職員の方は法的な所有権を得られず、手続きのための弁護士費用なども発生します。したがって、ベストな選択肢とは言えないかもしれません。 (これより先は、メールマガジンに登録された方のみお読みいただけます。) 先週、小型化したAEDの機器について、旧知の日本人医師と話す機会がありました。私自身もファーストレスポンダーの資格を持っているので、AEDの使い方はそれなりに知っていますが、びっくりしたのは、日本では7分に一人が心疾患で亡くなっていて、その半数がAEDをちゃんと使える状況であれば蘇生は可能という事実です。もっとAEDが一般的にも使いやすく軽量化すれば世の中を良くできるという医師の熱をもった話を聞いて、私もなにかできることはないかな、と心を揺さぶられました。
さて、前回から「アメリカのカリフォルニア州に以前両親と共に住んでいました。父親のアメリカへの海外赴任が終わり、日本に戻り、家族は全員日本に住んでいます。父親がアメリカに赴任している間に、カリフォルニア州の田舎に土地を買い、今でも持っているようなのですが、高齢になってきたため、その土地を売った方が、子供達に迷惑がかからないのではないか、と言うことを言い始めています。父親としては、相続をして欲しいと思う反面、迷惑をかけたくないと言う思いもあるようです。私が娘として助けているのですが、どのようにするのがベストか教えてください。」という質問を考え始めました。 今回は、土地をお父様が「生前売却」した場合のメリットについて考えてみたいと思います。前回考えたように、相続を経てしまうと残された人たちに煩雑な手続き等が残る可能性があります。そこで、お父様と話をして、お父様が納得することが前提になりますが、お父様がご健在で判断能力があるうちに土地の売却を完了する「生前売却」を選択することが考えられます。お父様が生前に不動産を売却した場合、実際に相続時に発生する可能性がある数多くの深刻な負担を回避することが可能となります。 (これより先は、メールマガジンに登録された方のみお読みいただけます。) 師走です。付き合いのある企業は皆忙しくしていますが、同時にホリデーシーズンでもあり、毎年色々な意味で「特別」な月であります。私自身も12月になってから、いきなり忙しくなり、なかなか疲弊しています。年末になると、今までご無沙汰していた方たちとも連絡が生まれ、懐かしくなるシーズンではあります。かなりの時を経て、私は来週、弁護士としての私を作ってくださった先生に本当に久しぶりに会う機会をいただいて少々興奮しています。ビデオ会議も良いですが、ちゃんと時間を取って、実際に人と会う機会も大切にしていきたいと年末になって思っています。皆さんは、お世話になったり、感謝したりする機会を大切にされていますか。
さて、今回からまた皆さんからいただいている新しい質問を考えていきたいと思います。いただいている質問をまとめると「アメリカのカリフォルニア州に以前両親と共に住んでいました。父親のアメリカへの海外赴任が終わ李、日本に戻り、家族は全員日本に住んでいます。父親がアメリカに赴任している間に、カリフォルニア州の田舎に土地を買い、今でも持っているようなのですが、高齢になってきたため、その土地を売った方が、子供達に迷惑がかからないのではないか、と言うことを言い始めています。父親としては、相続をして欲しいと思う反面、迷惑をかけたくないと言う思いもあるようです。私が娘として助けているのですが、どのようにするのがベストか教えてください。」という内容です。 今回の質問でお父様の抱える「相続してほしい」という思いと「迷惑をかけたくない」という配慮は、多くの国際的な資産を保有するご家庭が直面する問題であり、結論として、将来のご家族の負担を最小限に抑えるためには、現時点での「生前売却」が最も良い、最善の選択肢である可能性が高いと思います。以下考えていきたいと思います。 (これより先は、メールマガジンに登録された方のみお読みいただけます。) 皆さんはサンクスギビングをどのようにお過ごしになったのでしょうか。私は美味しいターキーやハムを食べ、いつもは会わない人たちと楽しい会話をして、良い気分転換になりました。今回は一回皆さんからの質問にお答えするのをお休みさせていただき、最近扱った事件について考えさせてください。
カリフォルニアの山の奥にある車の保管場所(ヤード)で、私と既知の友人男性は工具を持って、ぐちゃぐちゃになった事故車から被害者の持ち物を引き上げていました。かなりの大事故でドアもうまくあかないので、私の力では足りず、助けを借りていたわけです。そこに別の事故車を見に女性が来て、罵詈雑言を吐き散らしていました。何かと思って見に行くと、娘が事故に遭ったということでした。まだ高校生で運転し始めたばかりなのに、母親の車を借りているところで、対向車がレーンをはみ出てきてぶつかってきたということでした。私がヤードに入るときに登録していた連絡先にこの母親から電話が入ってきたのは数日後でした。この女性はこのヤードのオーナー夫婦でした。話があるということなので、次に機会を見つめてその夫婦と娘さんに会うことにしました。 娘さんは白人でしたが、事故の影響かさらに青白く、細く見えました。事故の話を聞きましたが、神がいるとすれば、彼女を助けたのだと思いました。飲酒運転で操舵不能になったトラック運転手が対面通行の道路をはみ出し、被害者のいるレーンに入ってきました。この娘さんの前を走るSUVに正面衝突し、夫婦がなくなりました。そして、そのトラックは宙を舞い、娘さんの車にぶつかりました。うまく娘さんがハンドルを切っていたこともあり、外傷はありませんでした。この前を走るSUVのおかげで命を守ってもらったという結果といえるかもしれません。 (これより先は、メールマガジンに登録された方のみお読みいただけます。) |
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